e-no 沖縄自然館

クンチをつける

「シンジムン」=煎じ物;薬効の高い複数の食材を煮込んだスープ。
イラブー(海蛇)、ヒージャー(山羊)、チムシンジ(豚レバーの煎じ汁)、イカスミ汁など。

沖縄では生物まるごと食べることが身体のバランスに良いという「一物全体」の考え方が。
「ヌチグスイ」=命の薬、「クスイムン」=薬になるものという言葉で、栄養のある食材を表現することも。

日本食だと「糠床」があったり、手間ひまかけて発酵させていくのと似ている?
沖縄のクスイムンにも独特の時間の流れがあるようです。
「鳴き声以外はすべて食べる」という豚の料理も、ラフテー、ミミガー、てびちをはじめ
沖縄ならではの食文化として受け継がれてきました。丁寧な下処理が必要だったり、「3日間煮込む」など、すごく手間がかかる料理も多いです。

イラブーや、ヒージャーなどは、その独特の香りが苦手と
うちな〜んちゅでも好き嫌いが別れるものです。
私もあまり得意な方ではないのですが(てびちは苦手)、どちらも意外といけました。
そして、新たな分野に挑戦...

すっぽん鍋です!



すっぽん料理のお店をはじめて30年の歴史ある「割烹 ひとくち」へ。
すっぽんは今帰仁から仕入れているそうで、「だし汁から肥料の匂いがしてくるから」養殖では作らないというこだわりっぷり。とても気さくで楽しい大将です。親子2人で営まれていて、雰囲気がとてもいいです。



実は沖縄では昔からすっぽんは食べられていたそうで。
特に八重山地方で多かったのか?
「おじいちゃんが庭ですっぽんを飼っていた」という女性の話も聞きました。
南大東では、池が多いので子どもがよくとって、自転車のカゴに入れて大人のところへ持って行っていたと...!「お祝い、模合、人があつまるところにはすっぽん料理」というほど、身近な(?)食材だったそうです。

割烹ひとくちのお客さんも県内7割、県外3割とのことです。

この日も、平日にも関わらず、私の予想に反してお店はにぎわっていました。
カウンターにいらっしゃった常連さんらしき男性との会話で
「ひとり旅ブログ楽しいね。ブックマークしました」と言っていただいたので
この記事書いている次第でございます(笑)



「コラーゲン」とか「美容にいい」とかイメージはありますが
食べたいと思ったことは一度もありません。むしろ、特に経験しないで人生を終えても平気
という感じでしたが、来月発売を控えている新商品はなんと、海蛇とスッポンが鍵なのです。
であるならば、まずは自分で体験しないといけません。
最近忙しい日が続いていたので社長から「クンチをつけて」ということもあり。
クンチとは、沖縄の言葉で「元気」を意味します。
有り難くいただいてきました〜〜〜!

こういうのは渋るといつまでたっても箸が進まないと思い、一気に口へ運びました。



まずは小さくて食べやすそうな「卵」から...
(ミニチュア版ドラゴンボールのような色)

美味しいじゃん!
濃厚〜!
本当に卵。卵の黄身。
ちょっとプチっと。
うまい〜!



卵で勢いづき、続いて身の方へ。

ちゃんと煮込まれているからか、骨からみがスルっととれて
なんだ、食べやすそう。
私としては、てびちより食べやすい。
細かい骨がたっぷりのイラブーなんかよりは、はるかに食べやすい。
スープもあっさりしていて、透き通っていて、くさみも全然ありません。
ほとんどスッポンから出ている出汁に、醤油と塩を少々入れている程度とのこと。

美味い!

美味しいじゃ〜ん!

なんかもうもっと多くの人にすっぽん料理の美味しさを知ってもらいたくなりました。



出てきた時には「キャーーー!」となりましたが、これも全然大丈夫、
すっぽんの血です!
泡盛がちょっと入っていて、カクテルみたい。
基本的にモツとか、血のものも苦手な私でも全然、大丈夫でした。
ここまで平気だと、意外と自分で思っているよりなんでも食べれる方なのかなと思ってきたほどです。



私はいったい何を恐れていたのでしょう。

あの黒々とした甲羅の迫力には圧倒されてしまいましたが

それも裏返してしまえば、骨のまわりについたお肉食べ...



食べ終わった甲羅にはサインが残され飾られています〜

すっかり身体も温まり、満足満足
きっと明日の朝は元気だ。

 

★おまけの1枚★



手のひらサイズ、子どものすっぽん...!
お顔が可愛らいしい...

(今回、ほとんどの写真はカメラマンさんが撮影したものを使わせていただきました!)

【割烹 ひとくち】那覇市東町7-24 / TEL: 098-864-2610 /(日曜定休)




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